音流氣 体感センター ブログ vol.22

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まず説明しなければならない。

クラインハンマーとは——20世紀を代表するトロンボーン奏者の一人だ。

僕はトロンボーン専攻の音楽家だった。オーケストラの指揮もやっていた。音楽でお金を得ることは——しなかった。それが、僕の選んだプロの道だった。

その僕にとって——クラインハンマーは「雲の上の存在」だった。録音でしか聴いたことがない。直接会うことは——肉体的には不可能な存在だ。

なのに。

幽体状態で、会った。


その日、何が起きたか

いつもと変わらない幽体離脱だった。

湧き上がる感覚があって(vol.19参照)、肉体から抜けて、漂い始めた。

その時——音が聞こえてきた。

トロンボーンの音だった。でも——普通のトロンボーンじゃない。

音の質が違う。密度が違う。その音には「余分なものが一切ない」という感覚があった。

音楽家として長年やってきた耳が——即座に反応した。

「この音、知ってる。」


音楽家の魂は「音の癖」を持っている

なぜ「分かった」のか。

以前のブログ(vol.15)でも書いたが——魂はエネルギーの「癖」を持っている。

音楽家の場合、その「癖」は音に出る。

同じ楽譜を弾いても、演奏者によって音が違う。音の立ち上がり方、消え方、息の使い方、フレーズの間——その人固有の「癖」が、音ににじみ出る。

録音で何度も何度も聴いてきた、あの音の癖。あの音の質。

「クラインハンマーだ。」


ファンミーティングで何が起きたか

では——何が起きたか。

握手した、とか、言葉を交わした、とかではない。

ただ——音があった。

その音の中に、長年「こういう音楽をやりたい」と思い続けてきたものが——全部入っていた。

技術じゃない。テクニックじゃない。

「音楽が、何のために存在するか」——その答えのようなものが、音の中に入っていた。

言葉では来なかった。説明でもなかった。ただ音として——届いた。

音楽家同士の会話は、言葉より音の方が速い。正確だ。幽体状態では——それがさらに直接的になる。

魂から魂へ、音が届いた。


この体験が、音楽観を変えた

この体験の後——音楽への向き合い方が変わった。

以前は「正確な演奏」「技術的な完成度」に比重を置いていた部分があった。音楽家として当然の追求だ。

でも——クラインハンマーの音には、技術を超えたところに何かがあった。

技術は入口だ。でも出口は——魂の話だ。

これは音流氣体感センターの研究テーマと、完全に重なっている。音・水・氣・意識——全部つながっている。


「会いたい人に会える」ということか

「じゃあ幽体状態で、誰にでも会えるんですか?」

正直に答えます。

会いたいと思うだけでは会えない。

18年間で、明確に「この人だ」と分かった出会いは——数えるほどしかない。

ただ——「エネルギーの共鳴」があれば、出会いは起きる気がする。

クラインハンマーの音楽を何度も何度も聴いてきた。その音の癖を身体で覚えるほど聴いてきた。尊敬し、憧れ、「あんな音を出したい」と思い続けてきた。

その長年の共鳴の蓄積が——幽体状態での出会いを引き寄せたのかもしれない。

好きでい続けること。憧れ続けること。

それが——見えないところで、つながりを作っているのかもしれない。


クラインハンマーと出会った体験から得た結論はシンプルだ。

音楽は——魂が会話する一番速い言語だ。

言葉はいらない。説明もいらない。国籍も、時代も、生死の壁も——音楽は超える。

幽体状態で届いたあの音は、今でも自分の中に残っている。

「音楽が、なぜ人を動かすのか」——その答えが、あの音の中にあった。

ファンミーティングとしては——最高の体験だった。


音流氣 体感センター 代表 鈴木 拓

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※本記事のスライド資料や音源は、主にNotebookLMにて製作しています。