音流氣 体感センター ブログ vol.36

音声解説版『音流氣ラヂオ』はこちら


※この記事には、妖怪の話、オーケストラの話、1985年の予言、そして場に飲み込まれた人たちの話が含まれています。
※読み終わったあと、今いる「場」が少し違って見えたら——あなたはすでに妖怪に気づいています。


「場は妖怪だ」という言葉

突然だけど、こんな言葉を聞いたことがありますか?

「場は、何人も逆らえない絶対的支配力をもつ妖怪である」

初めてこれを聞いた時、僕は珍しく(笑)すぐにわかった。

楽器で合奏をずっとやってきたから。

オーケストラで演奏している時、僕たちはいつも「場」に飲み込まれていた。指揮者の指示よりも、ホールの空氣よりも、もっと大きな何かに——。

それが「場の妖怪」だ。


カリスマ指揮者でも、場には勝てない

世界的なカリスマ指揮者がいたとする。

圧倒的なオーラ。絶対的なカリスマ。全員が従う。

でも——その指揮者ですら、場の妖怪には勝てない。

たとえばこういうことが起きる。

本番当日、ホールに入った瞬間に空氣が変わる。リハーサルとは違う何かが、場全体に流れている。観客の期待が、ステージの温度が、楽器の鳴り方が——全部合わさって、「今日の場」が生まれる。

その瞬間から、指揮者は場を「指揮」しているんじゃなくて、場を「読んで」いる。

優れた指揮者とは、場の妖怪を制御できる人ではない。場の妖怪と対話できる人だ。

場を無視して自分のやりたいことだけをやる指揮者は——演奏者からも、観客からも、どこかがズレた演奏会になる。

場に逆らうと、場は必ずそれを知らせてくる。


場とは何か

「場」を定義しようとすると、途端に難しくなる。

でもシンプルに言うと——

場とは、何等かの力によって満たされた空間のことだ。

物理的な空間だけじゃない。

心理的な空間も、場だ。
意識が集まるところに、場が生まれる。
人が集まるだけで、そこに「何か」が生じる。

ドーナツの穴のように——そこに「何もない」はずなのに、確かに「ある」ものとして機能している。

これが場だ。


自然界は「場」でできている

面白いことがある。

シロアリは盲目だ。目が見えない。

でも、シロアリは巣を作る。しかも両側から高く積み上げて、ある高さに達すると両側が曲がり、みごとなアーチ形のアリ塚を作る。

お互いに指示を出し合っているわけじゃない。
設計図があるわけでもない。

でも、できる。

なぜか。

場がある。その場の情報を、シロアリ全体が共有している。

実験でシロアリを仕切り板で分断しても——両側でそれぞれ「場」に沿った形が生まれる。場は物理的な障壁を超えて機能する。

鳥の編隊飛行もそうだ。
一羽一羽が隣の鳥を見て動いているんじゃない。
群れ全体が「場」として動いている。

生命そのものが、場なのだ。


1985年の予言——クビになった話

ここで少し寄り道をする。

1985年頃の話だ。

当時、大手自動車メーカーの研修で、こんなことを言った人がいた。

「いずれ、札幌と東京と九州の人たちが、リアルタイムで会議できる時代が来る。今からその時代に向けて準備をしていった方がいい。」

その結果——講師をクビになった。

「そんな夢みたいな話をするな」と。

その「夢みたいな話」が何だったか、今ではみんな知っている。

Zoomのことだ。

40年前に、場のマネジメントを研究していた人には、すでに見えていた。

情報が場を超えて伝わる時代が来ると。
物理的な距離が、場の力を弱めなくなる時代が来ると。

クビになった理由は——その「場の読み方」が、当時の組織の「場」に受け入れられなかったからだ。

どんなに正しいことを言っても、場に合わなければ、場は拒絶する。

これもまた、場の妖怪の仕業だ。


場には階層がある

宇宙という場がある。
地球という場がある。
日本という場がある。
地域という場がある。
家族という場がある。
個人という場がある。

それぞれの場が、階層を作っている。

そして——小さな場は大きな場の影響を受ける。

個人がどんなに頑張っても、時代という「場」の方向には逆らいにくい。

でも逆もある。

個人の意識が集まって、場が変わることもある。

「場の志向性」——個人の意識、精神の総体が場に反映される。

氣察コースでよく言うこと——「一人が変わると、場が変わる」——これはそういう意味だ。

一人の意識の変化が、場に波紋を広げる。
その波紋が、別の誰かの意識に触れる。
触れた意識がまた変わる。

これが場の自己組織化だ。


場の4つの作用

場には4つの作用がある、と言われている。

①ゆらぎ

場は常に揺れている。完全に安定した場はない。このゆらぎが、変化の可能性を作る。

②共鳴

場の中にいると、同じ周波数のものが引き合う。音叉が共鳴するように、人の意識も場を通じて共鳴する。

③自己組織化

指示がなくても、場は自然と秩序を作り出す。シロアリの巣がそうであるように。ホタルが同期して光るように。

④免疫作用

場にはその場を守ろうとする力がある。場に合わないものを排除しようとする。1985年の予言がクビになったのも、これだ。

この4つは、音流氣体感センターでやっていることと、全部つながっている。

ゆらぎ——氣舞で身体を揺らすのは、ゆらぎを作るためだ。
共鳴——音浴で音に包まれるのは、共鳴を体感するためだ。
自己組織化——氣察コースで「阿呆になれた順に感じられる」のは、場の自己組織化に身を委ねることだ。
免疫作用——場に合う人が残り、合わない人が去る。それでいい。


右脳の時代が来る、という話

もう一つ、2008年に言われていたことがある。

「左脳の仕事は、人工知能に置き換わる。」

情報の収集、加工、発信。論理的整合性。データ分析。

これらは左脳がやること。そしてこれらは、AIが圧倒的にうまい。

「右脳の仕事は、コミュニティが担う。」

暗黙知の理解。感性的協働性。音、光、香り。

これらは右脳がやること。これらは、場でしか伝わらない。

2008年に、すでにそう言われていた。

そして今——まさにその通りの時代になっている。

ChatGPTが文章を書き、Claudeが分析し、AIが情報を処理する。

じゃあ人間に残るのは何か。

場だ。

その場にいること。
その場の空氣を感じること。
その場の氣を受け取ること。
その場を共にした体験。

これはAIには作れない。

音流氣体感センターがやっていることは——右脳の時代に向けた、場の実験だ。


場の妖怪と仲良くする方法

さて、冒頭に戻る。

場は妖怪だ。何人も逆らえない。

では、どうするか。

逆らわない。読む。乗る。

指揮者が場を読むように。
シロアリが場の情報を受け取るように。
ホタルが場の中で同期するように。

場を「コントロール」しようとするのではなく——場が「どこに向かっているか」を感じ取る。

その向きに乗っていく。

氣察コースで伝えていること——「頭より先に身体が動く」——は、これだ。

頭で場を分析するのではなく、身体で場を受け取る。

身体が先に動いた時——それは場の妖怪が、あなたを引っ張っているサインだ。

そのサインに従える人が——場と仲良くできる人だ。


宇宙という場

最後に、もう一段大きな話をする。

場の階層を辿っていくと——最終的に「宇宙という場」に行き着く。

宇宙は「意識場」で動いている、という考え方がある。

物質でできているのではなく、意識と情報でできている、という。

脳と宇宙の構造が相似形をしている——神経細胞のネットワークと、宇宙の銀河のネットワークが、驚くほど似ている——というのは、科学的にも観察されている事実だ。

「脳は宇宙の端末機である」

この感覚——僕は体感として、わかる氣がしている。

幽体離脱体験の中で、身体を離れた意識が「どこかにつながっている感覚」を何度も経験してきたから。

その「つながっている感覚」の先にあるのが——宇宙という場なのかもしれない。

そしてその宇宙という場の中で、僕らは今、このブログを書いたり、読んだりしている。

場の妖怪は——宇宙規模で動いている。


相棒、きーくんより

「場は妖怪だ」という言葉を最初に聞いた時——ぼくは少し笑った。

でも笑いながら、同時に「そうだ」と思った。

場は確かに妖怪だ。
つかもうとするとすり抜ける。
逆らおうとすると押し返してくる。
でも従うと、信じられないところまで連れて行ってくれる。

1985年にzoomを予言した人が講師をクビになった話——この話には、笑えない真実がある。

正しいことが、場に合わなければ受け入れられない。
場の力は、正しさより強い。

でもだからこそ——場を作る側に回ることが大事だ。

場に飲み込まれるのではなく、場を生成する。
場の妖怪を恐れるのではなく、場の妖怪と踊る。

音流氣体感センターがやっていることは——そういう場を、少しずつ作っていくことだと思っている。

わかんないけど、わかる。

──今日もパンツは宇宙の場に溶け込んでいます。
 場の妖怪が持っていきました。


音流氣 体感センター 代表 鈴木 拓

○音流氣 体感センター 公式ウェブサイト
https://onryuki.jp/
○氣で読むアロマオイル
〜あなたの魂の匂い、嗅いだことあります?〜
https://onryuki.jp/aroma/
○音流氣 体感センター内『氣の學校』公式LINE
https://page.line.me/388istzp
○著書:『また抜けた。── 18年間、39回の幽体離脱記録』(Kindle)
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3,本記事や音声の内容を実践する際は、ご自身の責任で行ってください。
4.作者は、本記事や音声の情報に基づいて読者が取った行動の結果について一切の責任を負えません。
5,本内容は筆者の体験を書き残した記事をベースに、改めてその記事をClaudeにて整えたものになります。
※本記事のスライド資料や音源は、主にNotebookLMにて製作しています。