音流氣 体感センター ブログ vol.30

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最初に言っておきたい。

僕はアロマが「わかるはずがない」と思っていた。

匂いに詳しいわけでもない。勉強したわけでもない。そもそも、アロマを人に選んであげるなんて、専門家がやることだと思っていた。

ある方から「いつかあなたに氣で読むアロマを教えたい」と言われ続けていたが、正直ピンと来ていなかった。

そしてある日、教わる時が来た。


目の前にアロマを並べて、氣で読んだ

やり方はシンプルだった。

相手の氣を読む。目の前に並んだアロマを氣で読む。相手に合うものを選んでいく。

匂いは嗅がない。

嗅がずに、氣だけで選ぶ。

「できるわけがない」と思いながら、やってみた。

すると——

「わかる!」

という感覚が来た。

なぜわかるのかは、わからない。でも「感じられる」という確信だけがあった。それは言い訳のしようがないくらい、はっきりしていた。


音楽家だから、わかる

後にこの出来事をある方に伝えた。
その方は僕にこう言った。

「あなたは音楽をやっている。音楽をやる人は、香りもわかるはずだ。」

最初はよく意味が分からなかった。

でも今なら少し分かる氣がする。

音楽家というのは、人の「音の癖」を感知する能力が高い。同じ楽譜を弾いても、演奏者によって音が違う。音の立ち上がり方、消え方、息の使い方——その人固有の「癖」が、音ににじみ出る。

これは香りも同じなのかもしれない。

人にはそれぞれ、固有の周波数がある。その周波数に合う香りがある。音の癖を読む能力が、香りの氣を読む能力と——どこかでつながっているのかもしれない。


「エネルギー」と「情報」は、違う

そのとき、教えてくださった方が、重要なことを言った。

「音楽はエネルギーを氣で伝えた。でも今回のアロマは——情報そのものを氣で伝えた。」

この一言が、ずっと頭に残っている。

エネルギーと情報。

音楽は波として届く。聴いた人の身体を揺らし、感情を動かす。これは「エネルギーの伝達」だ。

でもアロマで起きたことは違った。アロマが持っている情報そのものが、氣を通して直接届いた——というのだ。

情報とエネルギー。この二つの違いが、氣の概念にとって重要な鍵になるかもしれない。

まだ答えは出ていない。でも、この問いは面白い。


「魂の根源の香り」という概念

その後、この選び方を「氣で読むアロマ」と呼ぶことにした。

そして氣で読む内容を——その人の魂の根源の香りと定めた。

体質や気分や流行りに合わせて選ぶのではない。その人の魂が、本来持っている香りを選ぶ。

使ってくれた方からこんな感想をもらったことがある。

「本来の自分の匂いって嬉しいですね。」

この一言が、全てを言い表していると思っている。


嗅がずにわかる、ということの意味

匂いを嗅がずに選べる、ということは——香りの「情報」を、鼻ではなく氣で受け取っているということだ。

第1弾で書いた「嗅内皮質とドーパミン」の話がある。匂いは記憶への最も短い道だ、という話。

でも氣で読むアロマでは——匂い分子が鼻に届く前の段階で、すでに何かが届いている。

鼻を通らずに、直接届く。

これは「匂いが記憶への扉を叩く」より、もう一段深いところの話かもしれない。

扉を叩く前に——すでに中に入っている。

わかんないけど、わかる。


音流氣 体感センター 代表 鈴木 拓

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