音流氣 体感センター ブログ vol.14

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突然ですが、幽体離脱中の移動ルールを説明します。

壁——通り抜けられる。
ドア——通り抜けられる。
天井——通り抜けられる。
人間——通り抜けられる(ただし妖怪は例外。vol.10参照)。

幽体状態というのは、物質の制約から外れた状態です。「固い」「通れない」という物理法則が、ゆるくなっている。

だから基本的に——何でも通り抜けられる。

ただし。

網戸だけは、引っかかる。


あの日の網戸との戦い

具体的に報告します。

幽体状態で部屋の外に出ようとしました。窓に向かって進む。ガラスは——すんなり通り抜けられました。

問題はその外側にありました。

網戸。

「通り抜けよう」と思った瞬間——「ビリッ」という感触がある。抵抗がある。スムーズに行かない。

待ってください。

ガラスは通り抜けられました。ガラスより網戸の方が、どう考えても「隙間が多い」。物理的には圧倒的に網戸の方が通りやすいはずです。

なのに、引っかかる。

試しに、手だけ網戸に入れてみました。

破れました。網戸が、ちゃんと破れました。

「やはり物理的に影響があるのか」と思いながら、手を引き抜いた瞬間——

網戸が、元に戻っていきました。

ビデオテープの逆回転みたいに。スゥー、と。

手を完全に抜くと、網戸は完全に修復されていました。

……何が起きているのか、18年経った今も説明できていません。

18年間この問題と向き合ってきました。いまだに網戸はちょっと手こずります。


網戸の正体——「周波数の干渉」という仮説

なぜ網戸だけ引っかかるのか。

考察した結果、一つの仮説に辿り着きました。

網戸というのは「通す・止める」の中間にある素材です。完全に閉じているわけでも、完全に開いているわけでもない。

この「中間状態」が——幽体の周波数と干渉しやすいのではないか。

幽体の動きは「意識の周波数」で動いています。ガラスは「固い・通れない」と意識が判断するから、逆にすんなり通り抜けられる。完全に固いものは、意識が「別の次元のもの」として処理できる。

でも網戸は違います。「半分通れる・半分通れない」という曖昧な存在だ。意識が「どっちだ」と迷う。

迷った瞬間——引っかかる。

つまり網戸は、幽体にとって魂の迷いを映すスクリーンです。


これ、人生と同じ構造だと気づいた話

ここで少し視点を変えます。

「完全にダメなもの」より「半分いけそうなもの」の方が、かえって引っかかることがある。

これ——幽体離脱の話だけではありません。

完全に無理だと分かっている挑戦には、案外すっと向き合える。でも「もしかしたらいけるかも・でも無理かも」という中途半端な状況に、人は一番エネルギーを消耗する。

網戸問題は、意識の「迷い」の話でした。

迷いがなければ、壁でも通り抜けられる。迷いがあれば、網戸にすら引っかかる。

幽体離脱は18年間、こういう形で「意識の状態」を正直に教えてくれてきました。

網戸に引っかかった日は——だいたい、何か迷っている日でした。


最後に:網戸よ、ありがとう

18年間、僕の前に立ちはだかってきた網戸。

今では、網戸に引っかかった瞬間に「あ、今日は何か迷ってるな」とチェックできるようになりました。

網戸は——幽体離脱界最強のメンタルチェッカーでした。

怖くない。難しくもない。ただ、正直なだけです。

自分の迷いが、網戸というフィルターを通して、ビリッと返ってくる。

「今日の自分、どうだ」——網戸はいつもそれを聞いてきます。


音流氣 体感センター 代表 鈴木 拓

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