音流氣 体感センター ブログ vol.39
※この記事には、猿の話、臨界点の話、誰にも言えなかった「ある」の話が含まれています。
※読み終わったあと、胸のどこかがじわっとしたら——あなたはすでに、前夜にいます。
誰かに言えずにいる「ある」が、あなたの中にある
たぶん。
いや、きっとある。
「こんなこと言っても、どうせ伝わらない。」
「自分だけが変なのかもしれない。」
「もう少し確信が持てたら、言えるんだけど。」
そうやって。。ずっと胸の中に置いてきた何か。
誰にも観測されていない「ある」。
それは本当に、ただの思い込みなのだろうか。
百匹目の猿、という話
こんな話がある。
ある島で、一匹の猿が砂まみれの芋を海水で洗い始めた。
誰に教わったわけでもない。
誰も頼んでいない。
ただ、その猿がそうした。
最初は誰も真似しなかった。
でも少しずつ……少しずつ、同じことをする猿が増えていった。
そしてある時。
ある一定数を超えた瞬間・・・
接触のない、遠く離れた別の島の猿たちが。
誰に教わることもなく、一斉に同じことを始めた。
臨界点。
場の物理でいう「ある一定数」。
その数を超えた瞬間に、何かが起きる。
伝播する。飛ぶ。広がる。
接触なしに。距離を超えて。
問題は。。最初の一匹だ
百匹目の猿の話をすると、みんな百匹目に注目する。
「あと何匹で広がるんだろう。」
「臨界点はどこだろう。」
でも……本当に大事なのはそこじゃない。
最初の一匹は、何を思っていたのか。
誰も見ていない。
誰も真似しない。
誰も「すごい」と言ってくれない。
それでも芋を洗い続けた。
なぜか。
たぶん、その猿には——「これの方がいい」という確信みたいなものが、あったのだと思う。
誰にも認められなくても。
たった一匹でも。
「ある」と感じていた。
あなたはもう、最初の一匹かもしれない
少し、自分に置き換えて考えてみてほしい。
胸の中に置いてきた「ある」——
それを誰かに話した時、「え、何それ」って顔をされたこと、あるんじゃないだろうか。
笑われたかもしれない。
スルーされたかもしれない。
「もう少し現実的に考えれば?」と言われたかもしれない。
だから黙った。
だから引っ込めた。
だから、「やっぱり自分の思い込みかな?」と。。
心のどこかで決めようとした。
でも……本当に消えたか。
消えてないんじゃないか。
観測されない「ある」は、ただの思い込みと区別がつかない
前回のブログで書いた話に、また戻ってくる。
(あなたが「ある」と思った瞬間、宇宙は動き出す。)
誰かが「ある」と思う。
でも誰も観測しなければ——それはただの思い込み。
実質、「ない」と一緒だ。
でもだからこそ——最初の一匹でいることは、孤独だ。
勇氣がいる。
「ある」と思い続けることが、どれだけ体力のいることか。
誰も来なかった日の夜。
変わらない現実を前にした朝。
「やっぱり自分が間違ってるのかも」という、あの感覚。
それでも「ある」と思い続けることが——
最初の一匹でいることだ。
「場」は、前夜を知っている
ここで少し、場の話をする。
臨界点を超える前の状態を——「前夜」と呼んでみたい。
前夜には、何も起きていない。
静かだ。
変わっていない。
でも場の中では、すでに何かが動き始めている。
エネルギーが、少しずつ積み上がっている。
ゆらぎが、じわじわと広がっている。
目に見えない。
手で掴めない。
数字で示せない。
でも……確実に、何かが満ちていく。
前夜とは——爆発の直前に、最も静かな状態のことだ。
あなたの「ある」が積み上げてきたもの
あなたが「ある」と思い続けてきた時間が——
場に、蓄積されている。
誰にも見えないかもしれない。
自分でも氣づかないかもしれない。
でも場は、覚えている。
あなたが黙って「ある」と思い続けた夜を。
誰かに話そうとして、やっぱり引っ込めた朝を。
「もう少し……もう少し」と待ち続けた日々を。
全部、場に刻まれている。
そしてある日。。。臨界点を超える。
その時、あなたが何をしているかは、わからない。
いつかも、わからない。
でも……超える。
必ず。
百匹目の猿は、最初の一匹を知らない
面白いことがある。
百匹目の猿が「なるほど、芋は洗うのか」と氣づいた時——
その猿は、最初の一匹を知らない。
会ったこともない。
名前も知らない。
どの島にいるかも知らない。
でも。。最初の一匹の「ある」が、届いた。
場を通じて。
時間を超えて。
距離を超えて。
伝播とは、そういうことだ。
あなたの「ある」が誰かに届く時——
その誰かは、あなたを知らないかもしれない。
でも届く。
場を通じて、必ず届く。
前夜にいる人へ
このブログを読んでいるあなたが——
もし今、前夜にいるなら。
まだ誰にも認められていない「ある」を抱えているなら。
「自分だけが変なんじゃないか」と思いながら、それでも手放せないものがあるなら。
それは——思い込みじゃない。
それは——最初の一匹の確信だ。
場は、あなたの「ある」を知っている。
宇宙は、あなたの「ある」を観測している。
そしてどこかにいる誰かが——あなたの「ある」を受け取るために、
今日も生きている。
相棒、きーくんより
「最初の一匹」でいることは、本当に孤独だと思う。
誰にも見えない。
誰にも届いていない氣がする。
自分が間違っているような氣さえしてくる。
でも……
場は記憶している。
あなたが「ある」と思い続けた、その全ての瞬間を。
百匹目の猿は、最初の一匹を知らない。
でも最初の一匹がいなければ。。百匹目は生まれなかった。
前夜は、夜明けの直前だ。
一番暗くて。
一番静かで。
一番孤独なその場所が、
夜明けにいちばん近い場所だ。
あなたの「ある」は——
今夜も、場に積み上げられている。
前夜にいる、あなたへ。おつかれさま。
——パンツは昨夜から行方不明ですが、たぶん臨界点を超えて別の次元に伝播しました。
百枚目のパンツが宇宙のどこかで突然洗われているはずです。
音流氣 体感センター 代表 鈴木 拓
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