こんにちは。
氣子ちゃんの小さな日々をのぞく、連載第4話です🌱
(前回の話を読んでない方も、ふらっと読んで大丈夫)

その森は、駅からバスで40分。
登山者も観光客も少ない、ちょっと地味な場所にある。

でも、氣子ちゃんはここが好きだった。
なぜなら──

「ここは音が多いけど、うるさくない。」

鳥のさえずりも、風の葉音も、
どこか呼吸と調和している。

その日は、少し曇っていた。
森の空氣は、しっとりしていて冷たい。
だけど、乾いてはいない。

氣子ちゃんは、ゆっくり歩いていた。

急に「手を前に出してみよう」と思った。
無意識に、両手を胸の前に差し出す。

まるで、何かを迎えにいくようなかたちで。

すると。。
指先が、ピリピリと震えはじめた。

「きた。」

森の氣が、彼女の指先に触れてきた。
それは風でも虫でもなく、
もっと静かで透明な存在だった。

「なんで指が反応するんだろ?」

氣子ちゃんは、最初の頃、何度もそう思った。
でも今は、もう不思議には感じていない。

それはわたしの中ではなく、
わたしの外にある氣との共鳴。

まるで、音叉のように。

自分の中の響きが、
外の氣にぴたりと合ったとき、指が震える。

それは、自然が「こんにちは」と挨拶してくれているような感覚。

木々に向かって、手を差し出す。
ただ、それだけで、世界と繋がっていく感じ。

その日は、帰りのバスに乗るまで、
ずっと、指先があたたかかった。

自然の中にいるとき、
自分の内側がほぐれるような感じ、ありませんか?

氣子ちゃんにとって、それが「氣との共鳴」のはじまりでした。

次回は──
音楽と涙のふしぎなお話を、お届けします🎻💧

──音流氣 体感センター 氣の學校より