こんにちは。
氣子ちゃんの小さな日々をのぞく、連載第2話です🌱
(前回の話を読んでない方も、ふらっと読んで大丈夫)
その日、氣子ちゃんは、朝から右の肩甲骨あたりがざわざわしていた。
でも、理由は分からない。
別に誰かと喧嘩したわけでもないし、
お天氣が悪いわけでもない。
「なんか、背中が…右だけ、風が当たってる感じ。」
彼女はそうつぶやきながら、いつもの駅前のベンチに腰をおろした。
そのベンチは、なぜか「何も考えられなくなる場所」だった。
向かいのカフェのガラスには、ぼんやりした自分の顔が映る。
その手前では、焼き立てのパンの香り。
左からは工事現場のカンカンという音。
なのに──
急に、「すべてが遠くなる」感覚。
氣子ちゃんは、目を閉じてみた。
ふと、右肩甲骨のざわざわが「スッ」と静まった。
「あ、流れた。」
その瞬間、彼女の内側に何かが通り抜けた氣がした。
言葉では説明できないけれど、それはたしかに「氣の流れ」だった。
目を開けると、となりのベンチに、小さなおばあちゃんが座っていた。
白いニットのカーディガンを着て、静かに遠くを見ている。
氣子ちゃんは、その人から「澄んだ氣」が広がっていることに気づいた。
さっきまでのざわざわは──
もしかして、この澄んだ氣と出会う準備だったのかもしれない。
何も話さず、
ただ、となりに座って、氣が流れる時間。
氣子ちゃんは、静かに立ち上がり、ぺこりとおじぎをして、その場をあとにした。
「今日も、いい氣に出会えた。」
それが、氣子ちゃんの、火曜日の朝だった。
次回も、氣子ちゃんの「ちょっと変な感覚」が続きます。
あなたの中にも、こんな感覚…眠っているかもしれませんよ🌿
次回もお楽しみに。
──音流氣 体感センター 氣の學校より
